導入事例インタビュー⑤ 社会福祉法人恩賜財団済生会支部 東京都済生会中央病院様(東京都)

看護部 皮膚・排泄ケア認定看護師 看護師長
伊藤 美絵 様

看護部 事務局 係長
中園 芳美 様

インタビュアー マトリクス 代表 小林 孝弘
(取材日2018年4月3日)


小林:本日はお忙しい中お時間をいただきありがとうございます。済生会中央病院様に導入させていただいてからちょうど一年が経過致しました。本日は導入までの経緯や1年間ご利用いただいての感想などをお聞かせいただければと思います。どうぞよろしくお願いします。

まずはシステム導入の経緯についてお聞かせください。他社様のシステムをご使用になられていたと思いますが、何か問題意識とかございましたでしょうか?

中園:以前の勤務予定作成は師長が手作業で行っていました。スタッフの勤務希望をできるだけ尊重し、7:1の日勤・夜勤に過不足がないよう、また看護能力においても均等化されるよう調整して作るので作業にはものすごく時間がかかっていて、1日3~4時間くらい、それを数日に渡って作っていました。最初のNM(看護マイスター)説明では条件を設定すれば自動作成が出来て、さらに自動作成された数パターンの中から選ぶことが出来るという事でした。勤務表作成にかかる時間が短縮できれば、その時間を本来の師長としての管理業務に充てることが出来るのではないかと考えました。

小林:ご紹介させていただいたのち、一部の方に試用していただくとともに自動生成のお試しもやらせていただいたと思いますが、最終的にどの辺りが決め手になったのでしょうか?

伊藤:今までは、夜勤時間を計算してから、夜勤を何名で組めばよいのか、夜勤専従を何名にしたらよいかなど、先に手作業で計算し、作成していました。今回のシステムは、自動計算してくれるため、とても良いと思いました。また、以前はエクセルファイルで勤務表を作成し、その後電子カルテのシステムに手入力するなど、2度手間で、勤務表作成に2倍、3倍の労力がかかっていました。今回のシステムでは、勤務希望も反映され、転記がないことで、間違いもなくなり、本当に導入してよかったと思います。

中園様 中園:私の場合は勤務表の確認作業ですね。以前は勤務表と様式9を1日1日指で辿り、間違いが無いか照らし合わせていました。複雑な勤務になると2人で読み合わせをしながら半日くらいかけて確認する事もありました。NMシステムは同一画面上で勤務と様式9に反映される時間を照らし合わせる事が出来るので作業が大幅に省略することができると思いました。

小林:イベント機能は時間管理上うまく使えていらっしゃいますか?

中園:定例の会議や委員会に関しては繰り返し入力、研修は月ごとにイベント入力をしておいて、参加メンバーは各部署の師長さんたちに入れてもらっています。病棟ごとのイベントに関しては師長さんにイベントの作成からお願いしています。イベントの入力についてはマニュアルを作り「きちんと入力がされていないと正しい様式9が作れませんよ」とお知らせしています。

小林:イベントがシステム上管理されていて参加者が登録されていて時間数も引かれるカタチが作れるというのが意味のあることのような気がします。自動作成についてなんですけど、どうでしょうか?

伊藤様 伊藤:本当に楽ですね。私は、このシステムを信頼しきって使わせていただいております。自動作成で勤務表を作成した時に、必ず、達成率を確認します。最近は、自動作成のボタンを1回か2回押すと達成率99.8%位まで示すので、その後に評価を確認し、問題なさそうなら採用することにしています。ただ、最終的には自分の目で確認し、多少修正はしています。自部署では毎月8日に勤務希望を締め切り、その後自動作成ボタンを押すと、その日に出来上がってしまいますね。

小林:そういう状態になるにあたって、コレが効いたのかな?というのはありましたか?

伊藤:導入した直後は、色々設定する事が多く大変でした。導入して3か月位は、設定を細目に変更しながら勤務表を作成していましたが、それ以降は、順調に作成できるようになりました。

小林:体感的に作業量はどのくらい減りましたか?

伊藤:勤務表作成は、今までの負担が大きかったので9割位楽になりました。

小林:本当ですか!!!ありがとうございます。

伊藤: 残りの1割は、やっぱり自動作成といっても、100%完璧なものはできないので、微調整が必要という点でしょうか。勤務希望やイベントが重なり過ぎると、例えば、新人を二人以上夜勤に組まないように設定していても、新人が二人夜勤になっていたり、反対に、6年目以上の看護師だけの夜勤とかもあります。そこは、一旦確認し、微調整が必要になります。強いて言えば、日勤も夜勤もバランス良くスタッフを組んでもらえるといいなという希望はありますね。

小林:プリセプターとプリセプティの組み合わせってお有りでしたっけ?導入時は夜勤でできるだけくっつけたいというのを、くっつけるならくっつける。くっつかないのは許さないという指定しか出来なかったんですが、今は月何回以上くっつけるというのが出来るようになりました。そういうご依頼が多かったので機能追加をさせていただいたんですけど。ちょっとお試しいただけると良いかも知れません。あと何かこういうことが出来れば良いのにというのはございますか?

中園:スタッフの異動予定が、一人ずつでないと入力できないですよね。たとえば、入職者や異動者が多数の時はエクセルなどに必要情報を入力して、そのデータが一括でシステムに移行できたら便利かなと思うのですが、、、。

小林:そこちょっとご説明不足だったかも知れません。名前だけは入れる必要があるんですが、名簿にエキスポート、インポートという機能があります。

中園:そうなんですね!これから新採用者の情報を入れて行かなければならないので知ることができて良かったです。名前だけ先に入っていれば細かい情報はエクセルで出来るという事ですよね。まだ名前とIDNo.しか入力していないので、必要な情報はこれで入れればいいですね。

小林:伊藤師長さまは凄く使いこなしていただいて感謝なんですけど、一方でそうでない師長様いらっしゃると思うんですけど、その辺の何で違いが出るのかというか、もっとこうしたらいいのにとか、我々としてこういう努力が足りないとかありますでしょうか?

伊藤: 部署の配置のスタッフ数は少し関係していると思いますが、やっぱり条件の設定でしょうか。条件をたくさん設定し過ぎると、その分達成率は低くなるので、スタッフの配置バランスが悪くなったりします。また、完璧なものができると期待し過ぎてはいけない事ですかね(笑)
自動作成で、全体的には、配置バランス良く組めていると思いますが、たまに、バランスが悪いときがあります。例えば、リーダーの設定でも、ベテランのリーダーもいれば、経験が少ないリーダーもいるので、もう少し、能力レベルの設定が細かくできると良いなと思います。

小林:今3段階ありますね。リーダー一般初心者ですね。理想と現実というのがあって、大事なのは現実でやることなんですよね。これだけ置きたいっていうのではなくこれだけ置けるっていう。レベルを分けたところで現実的にそれが置けるというのであれば可能ですし、可能じゃなければちょっと緩和するという形になるんですけど。

今おっしゃられた部分、病棟様ごとに増やしたりできますので、たとえば今3段階しかないんですけど、ここにで増やしていけるんですよ。ただ、それを増やしたからといってそのまま反映されるわけではないので、それを条件に反映して行かなければいけません。リーダー1は何人とかリーダ−2は何人とか、リーダ−1と初心者1は一緒にしないとか…その辺は仰っていただければサポート致します。

伊藤様、中園様

伊藤:多分、どの師長も、勤務表の中で一番重要視しているのは、夜勤者の配置バランスではないかと思っています。自動作成で夜勤が上手く組めてないと、自分で最初から組んだ方が早いと思い、夜勤を組んでから、自動作成してる師長もいますね。

小林:夜勤はどうしても手修正しづらいですからね。

伊藤:私は、もう自動作成にお任せしています。ベテランばかりの夜勤でも、たまにはいいかなって思い、そのままにしています。

中園:すべての細かい条件までクリアしようとすると、なかなか思い通りの勤務表ができないこともありますよね。やはり多少は妥協する心も必要なんでしょうかね(笑)

伊藤:そういうのありますね。これなら大丈夫かなって自分の妥協点があったりするので。
師長の皆さんの性格も多少影響ありますね。きっと(笑)私の中での、妥協点もあるので、そこをとりあえずクリアしていれば良いかなと思っています。

小林:サポート体制についてはいかがでしょうか?

伊藤: 導入時期は、細かくサポートしてくれたので、条件設定も上手くできるようになりました。その後も定期的に時間を作っってくださり本当に助かりました。やっぱり、条件設定がすごく大事ですし、条件設定が上手くできないと、導入には至らないと思います。本当にサポート体制は良かったと思います。

小林:システムに関しましては導入ではなく維持管理がもっとも重要だと考えております。今後とも抜かりなくサポートさせていただきますのでどうぞよろしくお願いします。本日は貴重なお時間をいただきどうもありがとうございました。


社会福祉法人恩賜財団済生会支部東京都済生会 東京都済生会中央病院
【 社会福祉法人恩賜財団済生会支部東京都済生会 東京都済生会中央病院様 概要 】
日本全国に存在する済生会病院の中核的施設。2015年12月に創立100周年を迎えた。
許可病床数/一般病床535床 機能評価/一般500床以上(平成30年5月1日現在)
〒108-0073 東京都港区三田一丁目4番17号
https://www.saichu.jp

推薦のお言葉をいただきました②

姫路獨協大学教員
秋田 啓次

 私が師長を任されていたときは、勤務表の作成に関しては、なかなか日常業務内で行うことができませんでした。ナースコールや患者様、職員の呼びかけに中断されて集中することができず、仕方なく勤務終了後に遮蔽された空間にこもって作成する・・・ということがしばしばでした。そのくらい勤務表作りは困難であると同時に、そこまでしてでも、その質を向上させる必要があ ることを確信していました。

この「勤務表の質」について考えると、労務管理、リスク管理、人材資源管理の3つの視点が あると思います。この3つの要素それぞれの向上を考え、マッチングさせた結果として、看護師 のホスピタリティ向上があると考えます。すなわち、勤務表は病棟目標を達成する戦略そのもの であり、病院の目標のための最も身近な道具であるといえるのです。

OMS の「看護配置マイスター」には、幸いにも開発中に出会うことができました。そのため、 看護管理の現場経験者として意見を半ば強引なほど、反映させることができる機会に恵まれたの です。

勤務表は、いつの時代、どこの診療科、どの病院においても常にベストセラーです。その理由は、たくさんあります。たとえば、勤務表を受け取る看護師サイドにとっては、横軸が今月のライフプロセス(スケジュール)であり、縦軸は、病棟での質のプロセスとなります。どのような1ヶ月になるかということと、どのような病棟での一日になるかということの2つの概念の歩み 寄りと妥協の結果の最終案であると言えます。

また、勤務表は、2次元で作成されますが、本人のスケジュールや個人目標、患者の療養の質 の向上、看護管理上の3つの視点の達成など、幾重にも重なったキュービズムになっているのです。これらのキュービズムという立体を2次元で表現するために、看護師長は時間をかけ、宇宙 空間を彷徨うが如く考えに考え抜いて作成されます。

もしこの勤務表があらかじめの条件設定をするだけで、約1分間で作成されるとしたらどうでしょうか?その勤務表は、看護師長のねらい通りに事前入力に合致した条件をクリアしているだけでなく、作成された勤務表は、あくまでソフトが作成したものであるため、師長の感情移入 のない、公正性の高いものになっているのです。

さらに、この「看護配置マイスター」は、個人の性格分類を4つに区別し、相補的に補完し合えるだけでなく、相性のマッチングまで考える優れたものになっています。私が病棟管理者をしていたときには、労務管理上のソフトしか発明されておらず、作成された勤務表を相性や個性で修正する必要がありました。そのため、いくら短時間で勤務表が作成されても、その修正に多くの時間と労力を費やしていました。 当時からこのようなソフトがあったらともっとベッドサイドを訪問し、医療の質の向上目指すこ とができただけでなく、看護師の個人面接もゆっくり膝をつき合わせて対話をすることが出来たことでしょう。そうすれば、お互いに不幸な離職を防止できていたかもしれません。


【 秋田様プロフィール 】
看護師として京都大学病院、東京大学病院の手術部と精神科に従事し、公的機関の脳神経外科・整形外科で病棟課長、精神科で看護師長を経験。
教育では、精神保健領域、看護管理等を非常勤講師として担当。文京学院大学大学院で医療経営を3年間学んだ後、 医療法人の理事長補佐と施設長を経験し、公的病院で総務業務を覚えた後、現職。
リスクマネジメント協会リスクマネジメントフェロー、医療経営実践協会現任教育関東支部ファシリテーター
著作に『老年・成人看護学 12』共著、『心のナースコール』共著など。

推薦のお言葉をいただきました①

東邦大学大学院特任教授
安田 美弥子

 先日、新しく開発された病棟の勤務表作成ソフト『看護配置マイスター』の試行検討会に参加させていただきました。 いろいろの条件をインプットしてモデルの勤務表が示されたときに思わず「さすがコンピューター!」とうなってしまいました。

私自身は保健婦として働いていたので、勤務表つくりの大変さは友人の嘆きとしてしか経験がありませんが、公平な勤務表を作ろうと何日も悪戦苦闘してもなかなかスタッフの満足が得られないことの大変さには同情していました。

『看護配置マイスター』では、日勤だけとか夜勤だけ、などの個人の勤務条件だけでなく、新人だとか熟練などの看護師スタッフの経験、さらに内向的と外交的、情緒的と安定的などスタッフ の個性も条件として入力することができ、瞬時に勤務表が出来上がります。

さらに労務管理、医療安全管理、職場管理上の作成条件が満たされていない場合には警告、要注意のアラートとその内容が表示されます。 それらのリスクを回避や受容を判断し、条件に考慮した勤務表ができます。

また、翌月分のみならず 4ヶ月先までの勤務表が自動生成できますので、将来の入職、退職を 考慮した要件監視が可能になり、スタッフの補充必要度の診断ができ、早期にまた適切に採用条 件を決めることが可能で、計画的な人員確保ができるそうです。

将来的には、スタッフが生き生きと楽しく勤務できた条件や、「ヒヤリ、ハット」が生じてしまったときの条件などを後から簡単に振り返ることができるような機能を盛り込んでいきたいとのお話を開発担当の方からお聞きしました。カンファレンスやミーティングに活用すれば、医療事故を最小にして、スタッフが生きがいを感じられるような職場つくりに役立てることができるのではないかと思います。

どんなによいソフトでも使いこなせなければ意味がありませんが、『看護配置マイスター』は 導入時には担当者が病棟の条件を考慮して一緒に勤務表を作成してくれるといいます。

病棟勤務の経験はない私ですが、「一度試してみたらいかがでしょうか?」とお勧めしたいと思います。


【 安田先生プロフィール 】
東邦大学大学院医学研究科看護学専攻特任教授 保健師 医学博士(公衆衛生学) 東京大学医学部保健学科卒業。
横浜市および東京都北区保健師、東京都立保健科学大学教授、順天堂大学医療看護 学部教授等を経て、現職。
日本アディクション学会理事長、日本外来精神医療学会理事、等を歴任。
著作に『愛情の病理・共依存症』『家族が認知症になったとき』など。

導入事例インタビュー④ 社会医療法人同仁会 木更津病院様(千葉県)

社会医療法人同仁会 木更津病院 コンピューターシステム管理者
薬丸 岳春 様

インタビュアー マトリクス 楊 楽
(取材日2015年8月24日)


楊:本日はお忙しいところお時間をいただきありがとうございます。木更津病院様に弊社看護配置マイスターを導入させていただいて約半年が経ちました。本日はシステムご担当の方から見た弊社製品のご感想などお聞かせいただきたく思っております。どうぞよろしくお願い致します。
まず始めに、勤務表の自動生成の導入経緯についてお聞かせいただけませんか?

薬丸様 勤務表を作るのに師長が苦労しているというのは昔からで、いくつか試していました。今回の直前まで使用していたソフトも導入時には期待していたのですが、7病棟の師長の中で自動生成した勤務表を採用した師長は一人もいませんでした。
結局出来上がったものを転記するか、勤務表を考えるときのツールとして使用する程度の利用となっていましたが、勤務表を考えるときに縦横の集計が出るのは便利でしたし、様式9の出力など、導入メリットはありました。
しかしながら勤務表作りは速い師長でも夜勤の時間をまるまる使って1日、そうでない師長は2日か3日かけて作成しているという状況は改善されることはなく、何とか自動生成を導入できないかと考えていました。

楊:初めて弊社製品をお知りになったのは展示会でしたでしょうか?

3年前のモダンホスピタルショーでしたね。ブースだけでなくセミナーにも参加させていただいたのですが、その時に看護師さんがプレゼンされていたのを拝見して、看護師さんが一緒に作っているソフトなら大丈夫そうだと思ったのが最初の印象です。
その後当院までご説明いらしていただいて、先日の納品までに3年掛かってしまいました。当時は使いやすいという印象ではありませんでしたが、使い込めるというか、工夫してどんどん改善してゆける道具という感触を持ったため採用させていただきました。
現在は私が使用してみて、実際に師長が作成した勤務表と比べて評価を行っているという段階です。

楊:使い心地や生成結果についてはいかがでしょうか?

薬丸様 まだ使いこなしているという段階ではないですが、かなりのところまで出来てきています。さらにこれが限界ではなく、まだやれるという印象を持っていますからいろいろと研究をしているところです。
師長の頭の中にある条件を素直に表現したのでは上手く生成できないんです。システムがどういう処理をしているかを想像しながら、師長が望んでいる条件を表現する必要があります。
導入時に全体の流れを理解するための研修をしていただきましたが、師長達があの手順で上手く勤務表が自動生成できるような環境を整える裏方としての仕事が私の役目です。師長が頭を悩ますようではいけませんから。
実際、師長はかなり細かい所まで見ています。この人は子供が居てお金かかる時期だから他に影響が出ない範囲で少しだけ夜勤多めにしようとか。そのあたりの条件まで汲み取って反映させてあげる必要があります。

楊:全ての病棟様の初期設定を薬丸様が行い、生成がうまく行かない場合にもその都度薬丸様が再調整を行うという運用をされるのですよね。他の病院様ではそのような動きをされる方がいらっしゃらないケースも多いので非常に心強い運用形態ですよね。

御社が提供されている運用サービスが有効になりますね。

楊:勤務表作成のアウトソーシングサービス「おまかせ」のことですね。ありがとうございます。今後の課題としては、うまく初期設定が出来ていない幾つかの病棟様について見直してゆくという事でしょうか?

業務上の勤務を作るという部分は既にクリアしていますから、そのまま運用して不具合が起こるということではないのですが、師長が望む公平感とかキメの細かさ、配慮が行き届いた勤務表にするというところが次の目標になりますね。
師長が作った勤務表を見ると、夜勤の分布とかがぱっと見た目でキレイだったりします。それに比べて自動生成だと前半とか後半とかに偏りがちになっていたりして…そのあたりの解消も行って行きたいです。

薬丸様

楊:夜勤の偏りが見られるケースでは、夜勤以外の条件や目標に影響されてしまっている可能性がありますね。当社側でもチェックしてみます。理想としては完璧な勤務表を自動生成するのではなく、数カ所変更していただければそのまま活用いただけるようなベースをつくるような結果を目指しています。

仰る通り、師長が修正しやすいものを作る、というのが私の目標です。夜勤を動かすと大変なことになりますから、日勤と公休だけ少し変えれば良い、たとえば余っている公休を日勤に振ってゆくだけでできてしまうようなレベルまで行きたいと思っています。師長たちを絶対に喜ばせますから、期待してください。

楊:システムを深く理解していただいている方に操作いただいているので我々としても心強いです。我々も精一杯サポートさせていただきますから、今後ともよろしくお願い致します。本日は貴重なお時間どうもありがとうございました。


社会医療法人社団同仁会 木更津病院
【 社会医療法人社団同仁会 木更津病院様概要 】
地域の中核的な精神科単科病院として、医療・福祉行政とも連携しながら先進医療サービスを提供。精神科デイケア、ソーシャルワーク、訪問看護を備える。
精神科床数369床(指定病床数15床)、精神一般病棟(15対1)、精神科救急入院料病棟、精神療養病棟、精神科応急入院指定、精神科作業療法、精神科デイケア(平成27年11月1日現在)
〒292-0061 千葉県木更津市岩根2-3-1
TEL : 0438-41-1551
http://dojinkai-psy.jp/kisarazuhp/

導入事例インタビュー③ 公立神崎総合病院様(兵庫県)

公立神崎総合病院 2階南病棟師長
井上 好美 看護師

インタビュアー マトリクス 坂 一朗
(取材日2015年8月24日)

坂:本日はお忙しいところお時間をいただきありがとうございます。神崎総合病院様に導入させていただいて、研修などを終え実質的な運営が始まってから約3ヶ月が経過いたしました。本日は実際の看護の現場での使い勝手や導入効果などをお聞かせいただければと思います。まず始めに、「看護配置マイスター」の使い勝手はいかがでしょうか?

井上師長 ソフトの操作に関しては、少しずつ慣れてきたというところです。毎月の繰り返しの作業ではなく、スタッフの異動や条件の変更など頻繁に使用しない機能の操作についてはまだ不安があります。
他のスタッフも含めパソコン操作に精通している訳ではありませんから、不安なく使いこなすまでには導入から半年くらいは必要かも知れませんね。

坂:勤務表作成の作業時間は導入前と比較していかがでしょうか?

成果を実感しています。導入前は勤務表作成に3〜4日掛かっていたのですが、今は1〜2日になった感じで、作業時間全体が半分位になったと思います。
自動生成の結果については、ソフト上では目標の改善率が93%とか出て来るのですが、感覚的には50%程度と感じています。でも、土台は出来上がっているので何箇所かの編集作業を行って完成させるということになります。夜勤時間なども絶えず表示されますから、勤務表作成作業はとても楽になりました。

坂:目標の改善率は重み付けの大きなものが改善されるとスコアが上がりますから、感覚的な改善率とは違った印象となってしまうのかも知れませんね。もともと自動生成だけで完成を目指すのではなく、まさに井上師長がおっしゃる通り“土台”を自動生成することを目指してはいるのですが、生成結果が感覚的に50%となると、まだまだ設定等を見直しできる余地がありそうですね。

システムを使い始めた当初、些細な条件も全て取り込もうと細かく条件を作りすぎてしまったようです。それぞれの重み付けの組み合わせがとても複雑になってしたために期待する結果が得られなかったのではないかと考えています。今は時間管理を念頭に絶対に外せない条件をできるだけシンプルにして自動生成、後で細部を手動で編集するスタイルになってきました。

坂:条件が増えてくるとそれらの間の重み付けが複雑になってきますが、その克服ができればさらに自動生成の精度も向上すると思われます。
ところで、導入前にお使いになる師長様を中心として研修をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

研修の模様

実際に使用を始める前でしたから、あんなことができるんだと全体をイメージするのに役立ちました。シフトの作成など導入後はあまり使わない機能を経験できたのも良かったと思います。ただしスタッフのシフトパターンの登録など、自動生成に重要な働きをする部分などについては、いざ自分の病棟になると研修のようにはスムーズには行きませんでしたけど。
もし研修がなければ、後から「最初に言ってくれればよかったのに」ということが沢山出てきて混乱したかも知れませんね。

事前研修以上に、導入後の電話によるサポートがとても親切で助かっています。サポートを受けながら何度も設定変更や生成を繰り返した結果、やっと作業がスムーズに出来るようになってきました。あの作業を一人でマニュアルを見ながら行うのは無理だったと思います。

坂:出来る限り手厚いサポートをさせていただくように心がけているのですが、実際にサポートに関してお褒めの言葉をいただくのはとても嬉しいです。

あともうひとつ、導入後にいろいろとお願いしたエクセル出力の帳票類の修正にも快く対応していただいたことはとても感謝しています。

坂:サポート同様、ユーザー病院様に合わせた個別の対応をさせていただくのは、我々の得意とするところです。今後ともさらにお役に立てるよう内容の更新とサポートにも注力してゆきますので、どうぞよろしくお願いします。


公立神崎総合病院
【 公立神崎総合病院様概要 】
姫路から但馬地域の基幹病院として、内科・外科・整形外科を3本柱に地域医療の充実を図り、病診連携、地域医療の質の向上に注力。
病床数155床(3病棟)の医師23人 看護師 119.1人 (平成27年4月1日現在)
〒679-2493 兵庫県神崎郡神河町粟賀町385番地
TEL : 0790-32-1331
http://www.kanzaki-hp.jp

導入事例インタビュー② 医療法人財団圭友会 小原病院様(東京都)

医療法人財団圭友会 小原病院 看護部長
光冨 京子 看護師

インタビュアー マトリクス代表 小林 孝弘
(取材日2014年7月2日)

小林:小原病院様での看護配置マイスター稼働開始から○ヶ月が経過致しましたが、本日はアプリケーションの使い勝手と共に、療養病床に於ける勤務表作成の特徴などを中心にお話をお伺いできればと思います。どうぞよろしくお願いします。まず始めに、アプリケーションの使い勝手はいかがでしょうか?

光冨看護部長1 最初は戸惑う事も多かったのですが、毎月使用してゆくに従って、やっと少し慣れて来たというのが本音ですね。各シフトに色が付いているので、夜勤や休日などが直感的に区別出来るのはとても便利に感じています。

小林:シフトに関しては、表示が○や▲とった記号で表現されている病院様もあれば、1とか5とかの数字で表現されている病院様、もちろん、漢字で表現されている病院様などまちまちです。今までお使いの記号をそのまま引き継いで使用していただくことも可能ですし、背景色や文字色も自由に組み合わせていただけますから、導入に際して記号の違いによる不安は無いだけでなく、日勤や夜勤、公休などそれぞれの系列シフトを同系色にすることで操作性が向上すると思います。ところで、納入させていただいた時に比べて生成条件がかなり増えていますが、看護部長様ご自身で追加いただいたのでしょうか?

光冨看護部長2 病院のシステム部長に手伝ってもらった部分もありますが、慣れてくれば自分で新しい条件の追加や既存の条件の修正も出来るようになりました。作ろうとしている条件が勤務表の縦方向か横方向かという基本的な理解が出来れば、それに該当する項目をメニューから選べば良いのですね。そこまでの理解が出来れば、条件設定そのものは、予想したよりも簡単に作成することができます。ただし、土日の連続を指定したつもりでも前週の日曜日と今週の土曜日になってしまったり、細部に於いてはまだまだ使いこなしているとは言えませんね。

小林:曜日指定においては日、土を選んだ後ドラッグして順番を入れ替えるなど細かなテクニックが必要になるケースもありますね。より判りやすい操作になるよう頑張ってはいるんですけど。

あと、目標に対する重み付けに関しては、なかなか思うように行かないですね。バージョンアップで追加されたイベント機能などは開いてみたけど、どうやって使用するかなどはよく判らないという状況です。

小林:重み付けに関しては、ひとつの条件が上手く反映されないからといって、重み付けを大きく増やしても上手く行かないというケースが多いんです。少しづつ増加させて様子を見ていただくとともに、一つを上げた分、他の条件の重みを減らしていただけると比較的上手く行くケースが多いようです。迷ったら、サポート宛ご連絡いただければ適切なアドバイスをさせていただくことが出来ると思いますので、お気軽にご連絡下さい。  ところで、毎月の勤務表づくりの流れや、小原病院様の勤務表の特徴についてお聞かせいただけますか?

最初にスタッフから上がって来た勤務希望を入力します。当病院では基本的に希望は100%叶えてあげるようにしています。その後、夜勤と土日の公休を勤務予約で入力します。あとは自動生成で出来上がった勤務表を見て、気に入らない部分を手修正しています。

小林:全員に土日の公休を最低1回という目標設定がされていますから、土日の公休は手入力しなくても大丈夫だと思いますので、一度トライしてみていただけますか?

紙勤務表 次回からそのようにやってみます。いつもはこの段階で勤務表の半分以上が埋まる感じです。固定勤務のスタッフも現在は予約として入れていますが、これはスタッフ条件をちゃんと入力できれば、不要なのですね? 当院は療養病床のため、看護補助者の数が急性期に比べるととても多いですから、一つの病棟に看護師の勤務表と看護補助者の勤務表の2枚が必要になってきます。さらに、それぞれは独立したものではなく、2枚を串刺しにした相性などの条件も必要になってきます。このソフトはその点まで考慮してくれるんですよね?

小林:相性やスキルに限らず、各条件や目標も勤務表が分かれていても同じ病棟であればコントロールできるのは大きな特徴の一つです。小原病院さんは、勤務表が暦月ではないんですね。

毎月21日始まりというのは珍しいかも知れませんね。初期設定でそうしていただいているので、この点も違和感なく導入できた理由かも知れませんね。気付きませんでした。

小林:要件監視機能についてもご活用いただいていると聞いていますが、お役に立てていますか?

看護師の不足に関しては、切実な問題ですから、看護配置要件が 満たせなくなるのが何ヶ月先かという予測が表示される機能は、無理な採用活動が軽減されますから、採用費用の面では大きなメリットだと感じています、それにも増して精神的ストレスが軽減されることも管理者としては助かっています。  勤務表の名前の順序を変えたつもりが、勤務希望用の白紙の勤務表を出力してみると変わっていなかったり、まだまだ判らない部分も多いですが、様式9を始め各種帳票が直接出力出来るのも現場にとっては助かります。

小林:より使いやすい仕様となりますよう、さらに進化させてゆく必要がありますね。頑張ります。本日は貴重なお時間ありがとうございました。


小原病院
【 小原病院様概要 】
東京都中野区にある昭和30年開業の都心型病院。
現在は”生活の場としての療養”に特化した医療を提供。
地域密着型の訪問診療も展開。病床数110床。
医師4人、看護師30 人、看護補助者34人、薬剤師2人、診療放射線技師1人、臨床検査技師2人、管理栄養士1人、理学療養師1人、事務20人(平成26年7月1日現在)
〒164-0012 東京都中野区本町3-28-16
http://www.obara.or.jp

導入事例インタビュー① 小牧市民病院様

小牧市民病院 内科部長 兼 医療情報システム室長 近藤 泰三 医師

インタビュアー 小原メディカルサービス代表 小林 孝弘
(取材日2013年12月10日)

小林:本日はお忙しいところお時間をいただきありがとうございます。いよいよ小牧市民病院様での導入が始まりましたが、本日は導入までの経緯や看護配置マイスターをお選びいただいた理由などをお聞かせいただければと思います。どうぞよろしくお願いします。

まず始めに、我々のことはどちらでお知りいただいたのでしょうか?

近藤先生1 2年前のホスピタルショウのセミナープログラムで見かけたのが最初です。それまで看護師勤務表を題材にしたセミナーなど見かけた事無かったですし、内容を見て、真剣に取り組もうとしている意志を感じました。実際にセミナーは満員でしたよね?勤務表の分野はあれくらい要望多いんですよ。

うちの病院のように複雑な勤務表に対応できるのは、どこさがしても無いだろうと思っていたのですが、プログラムを見て、ひょっとしたらやれるかも?と思ってブースに顔を出してみました。

当時使用していた勤務表ソフトも比較的良く出来ていて、ラダーに依る組み合わせとかにも対応していたのですが、組めなくなると、途中で生成を停止してしまって、結局使えませんでした。

小林:当社の看護配置マイスターは与えられた諸条件を最大限に実現させるべく世代交代とその評価を行い生成を進める方式ですから、生成途中で停止することはありません。それを評価していただいたということですね。

今回導入の際には、様々な角度から必要事項をまとめて、幾つかのメーカーにアンケートをお願いしました。たとえば “2交代と3交代の混在が可能か?”というのがありました。そこに丸を付けて来たメーカーさんが、OMSさん以外にもう1社あったんですが、全然考え方が違っていて、まさかひとつの病棟で混在しているとは思っていなかったようでした。

小林:当社も最初は、プログラムとして2交代と3交代のどちらでも対応できる必要があるというテーマで進めていたのですが、実際の病棟様の状況を取材すると、一つの病棟内で2交代と3交代の混在と言うケースは小牧市民病院様以外にも存在しています。より現場に近い発想での開発を掲げる当社としては、ぜひともコレを実装したいとプログラム改修を重ねて実現させた機能です。

近藤先生2 先日もある師長と話していたら、「一人だけ3交代でやりたいと言っていて、なんとか混ぜて実現している」と言ってました。その病棟は58人くらい居て、一人だけ3交代。3交代をつくると、もう一人深夜の相手を作らなければいけないので大変です。ほかにも、昼間だけの人もいるし、時間もメチャクチャ・・・それ全部受け入れているのが現状です。

「2交代3交代の混在、そんなのダメよ」と言っちゃえば済む話なんでしょうけど、それを言ってしまうと看護師さんが居なくなってしまう。その結果苦労するのが師長さんです。話を聞くと、その複雑な勤務表を作るのに1週間位時間を使っているということで、それはさすがに無駄じゃないか?と思っていました。しかも役職者は残業が付かないですから。

小林:勤務表作成そのものもそうですけど、師長さんは看護以外、その周辺の仕事をすごく沢山されてますから。

ですから、説明に来てもらって、病棟1つをテストで生成してもらった結果、とりあえず動くものだなということがわかりました。完全な勤務表など自動生成できる訳はありませんから、修正を加えて完成させられるベースが出来れば良いと考えています。たとえば、ラダーは低いけどこの子は優秀だから大丈夫。という判断はソフトでは無理があるでしょう?

小林:仰る通りです。多岐に渡る条件全てを実現できる勤務表というのはほぼ不可能と言って良いですから、その実現出来なかった条件をリスクとして提示しつつ、最終的な調整は師長様に行っていただく必要があると考えています。リスクの受容と回避までも自動化させてしまうと無駄に複雑になるばかりでなく、全てのリスクを検討したという事実が無くなってしまいますから。
すごく新鮮だったのは、外来も自動生成というお話をいただいたことなのですが、そういう視点でも探されていたんですか?

外来は人数も多いし、パートやアルバイトも多いのでその辺りがとても難しいです。終わりの時間はまちまち、正職員は5時から当直に入ってしまう、その時には2人しか居なくなるので、誰か付けなければ行けない…とか、病棟とは違った制約があります。

普通の病棟もまともに出来ないところに、そんな話をしても仕方ないでしょう?自動生成自体ははどのソフトもやりますよ。その精度をどこまで求めるかという部分の違いです。ですから既存の他のソフトで満足している病院も多いと思います。そんな状況の中で、設定の細かさをこれほどアピールしているところは、御社の他に無かったですね。

小林:病院の内部に居る我々の立場を最大限活かせるシステムを作ろうと、数多くの師長さんに取材させていただき、それを実現させようとした結果、簡単な質問事項に応えてゆくだけの条件設定ではダメだということになりました。例えば、夜勤に連続は3日まで、といった場合、3日が上限なのか、それとも極力3日に近づけるのかでは条件としてはかなり異なってきます。その辺りはとても拘ったところです。たとえその条件が生成結果に反映できなかったとしても、正しいリスクとして表示される訳ですから、生成結果そのものは大きな意味があると考えています。ですから、条件設定の緻密さを評価していただけると、とても嬉しいです。

ところで、我々が注目されたのは7対1への対応というのもあったのでしょうか?

近藤先生3 最初はあまり重要ではなかったんです。当時重要だったのは、先ほどのような複雑な条件を処理出来るかということでした。その上に、先日から今度7対1が入ったというところで、そちらの方面の集計がシビアになってきました。同様に事務の方もデータ取るのが大変で、手作業じゃ無理だ!という話になって、今回の導入が予想以上に早く進む結果となりました。

小林:なるほど。医療事務の皆様には様式9へ出力だけではなく、4ヶ月先までの勤務表シミュレートに基づく各種看護要件を監視する機能“要件監視”がお役にたてそうです。

そう、看護の現場のニーズはもちろんだけど、スタッフがやる気のないところは、多分このシステムに興味は無いと思います。うちもそうだけど、今手がけてらっしゃる他の病院もスタッフにやる気があるでしょう?現状を何とかしたい、そういう病院にとっては、興味があるシステムだと思うよ。

小林:当社も小牧市民病院様の勤務表システムを納入させていただくことによって、システムを一段と成長させる事ができたと考えています。今後、さらに期待に添えるよう頑張って参りますのでよろしくお願い致します。本日は貴重なお時間ありがとうございました。


小牧市民病院
【 小牧市民病院様概要 】
愛知県小牧市にある健診センターをあわせ持つ尾張北部医療圏では唯一のDPC医療機関群Ⅱ群適用、病床数558床の市立総合病院。25の標榜科を持ち命救急センターも併設。
1日平均外来患者数 1,568人/日、1日平均入院患者数 467人/日(平成24年度統計)
医師(専攻医、研修医を除く)108人、看護師528人、薬剤師21人、技術員112人、事務42人の計811人(平成25年4月1日現在)
〒485-8520 愛知県小牧市常普請1-20
http://www.komakihp.gr.jp/