開発ストーリー

看護配置マイスターがどのようにして生まれたのか、
開発ストーリーをご紹介します。

STORY01はじまりは要件監視

きっかけは現場から出たリアルな声でした

もともとは、いつまでに何人の看護師を補充しなければならないか?を可能な限り正確に把握したい、がはじまりでした。

看護師は超売り手市場で、ライフイベントに巻き込まれやすい女性が中心の職場。
人の出入りが多くなりがちな中、医療安全を確保し、患者満足・職員満足を維持・向上する、病棟運営をしていかなければなりません。
他方、看護師が足りないと、診療報酬(売上)が下がってしまうし、確保しすぎるとコスト負担が増えます。採用にかかる紹介料も大変高額です。
また、あわてて適切でない人を雇ってしまうと職場に支障をきたすことになり、その状態を解決するには大きなコストが伴います。
適時に、適した人材を、適切な数だけ採用することが経営管理上大変重要なのです。

そこで、いつまでに何人採用しなければいけないのか、入念なシミュレーションをして補充に臨みたいところですが、それには未来の勤務表を作ってみる必要があります。どんなシフトをどれだけ担当できるかはスタッフにより異なるし、カレンダーや業務イベントの影響で人員配置が大きく変わるからです。
しかし、翌月の勤務表づくりでも四苦八苦なのに、さらに先の勤務表を作るなど、手作業では到底無理です。
勤務表作成の自動化がマストとなります。
さらに、自動作成された勤務表を人員配置基準と照らし合わせ、いつまでに何人採用すべきかを導き出す手法も必要です。

将来に渡る各種看護配置要件を監視

根を詰めた研究開発の末、これを、看護配置マイスターというシステムとして実現させました。
勤務表自動作成を可能にし、基準を充足しているかどうか、充足していないならいつまでに何人の補充が必要かの診断を可能にしました。
これらの機能により看護配置を適正に保つ取り組みを要件監視と呼び、その理論は、論文として発表もしています。

要件監視は、他にはない看護配置マイスターならではの機能であると自負しています。

STORY02人とコンピュータの
役割分担

人とコンピュータの役割分担で勤務表作りに変革を

勤務表を横方向に見ていくと、それはスタッフの生活です。
どこで休みを取れてどこで夜勤に入るかは、ワークライフバランスそのものです。

縦方向に見ていくと、それは患者様(サービス利用者様)へのサービス品質です。
どんなスキル、性格のスタッフがどのように組み合わさるかで、どんなチームワークが発揮されるかが決まります。
勤務表作成とは、両者に最高の折り合いをつける作業といえます。

一方で、勤務表は、スタッフと日付が交差するセルの集積です。このセルの数は、例えば20人の職場で30日の月の場合、600となります。
セルには、休み、日勤、夜勤入り、夜勤明け、早番、遅番といったシフトが割り当てられます。仮に6種類のシフトある場合、600のセルに対する割り当てのバリエーションは6の600乗です。天文学的な数のバリエーションの勤務表が作成できるということです。

勤務表作成とは、このバリエーションの中から最高の1枚を見つけ出す作業であるともいえます。

スタッフと患者様、双方へ向き合う

勤務表づくりが難しい理由は、ここにあります。
スタッフの生活とサービス品質の最高の折り合いがどのような状態か、まずその条件を明確にしなければいけません。
そのうえで、全バリエーションの勤務表を調べてその条件を最もよく満たした勤務表が選べればよいですが、その計算はスパコンをもってしても我々が生きている間には終わらないので、シフトを割り当ててみて改善するというトライアンドエラーを繰り返し、これで十分だろう、というところで割り切るしかありません。

看護配置マイスターは、条件は人が考え、シフトの割当はコンピュータが担当するという役割分担で、勤務表作成の自動化を実現します。

条件も、コンピュータが過去から学習して導き出しては?という議論がありますが、過去を振り返るだけで、どんな働き方を実現したいか、我々はどうしたいか、を判断することはできません。
逆に、この一番大事な部分をコンピュータ任せにしてはいけないと思っています。
ここをちゃんと考えることが、働き方改革そのものだからです。
その一方で、シフトを割り当ててみて改善する、という作業はコンピュータの得意分野です。
人間よりはるかに多くの試行錯誤を高速に実施することができます。
ここは、コンピュータを使うべきです。

人とコンピュータの最適な役割分担で、看護配置マイスターは皆さんの勤務表作りに変革を起こします。

STORY03自動作成と
うまく付き合う

勤務表作成を支えます

最初は、システムとの付き合い方に戸惑うかもしれません。
理想を詰め込んだ条件設定を行ったら全然満たされない、自分のやり方で作る勤務表と何か違う、など、もどかしい部分が生じると思います。

ぜひ、他人に勤務表を作らせることをイメージして付き合ってみてください。
人に勤務表作成を依頼するには、まずは勤務表が満たさすべき条件を伝えなくてはいけません。
それは正確で、漏れがなく、現実的な条件である必要があります。
そして、それが本当に満たせるか、どんなものが出来上がるかは、作らせてみないとわかりません。
その人なりの個性も現れてくるでしょう。
違う人が作るので当然です。
完璧を求めすぎることなく、本当に必要なことが満たされていれば良いとする適度な妥協が必要になりますが、自分の想像以上の勤務表ができてくることだってあるのです。

パートナーとして導入からサポートまで

トライアンドエラーを経て、やがて条件設定が十分落ち着いてくると、理想に近い勤務表がコンスタントに作れるようになってきます。
そうなったとき、看護配置マイスターは勤務表作りのパートナーとして、真に力を発揮します。
1枚の勤務表を作ることにかかる時間が大幅に短縮されるので、いろいろな条件を試せるようになります。
より良い働き方を実現するにはどういう条件にすべきかという、最も大事なことの検討に多くの時間を割けるようになります。
毎月の勤務表作りが大きく変わります。

最初の不慣れな期間で、かえって生産性が落ちてしまったように思えても、すぐにあきらめないでください。
その期間を乗り越えれば、急激に効果が発揮されるようになります。
そういう状態になるまで、我々がしっかりサポートさせていただきます。